瀬とり の日記
-
養殖evolution
2015.11.25
-
以前 養殖真鯛は簡単に見分けられました。真鯛は比較的深い場所に生息しています、しかし養殖のイケスの鯛は海面近くにいるので 日焼け して黒ずんでました。でも今はイケスに覆いを被せ日焼けしないようにして綺麗な色です。配合餌なんかも工夫して以前のような脂臭さもないですね、進化してます。簡単な見分け方は天然物はヒレ、特に尾びれがVの字で綺麗ですが養殖は狭いイケスで他の魚と擦れ合いヒレがバッチいです。面白いのは鼻の穴、天然は左右2つずつ計4つの穴があいてますが養殖は1つずつ2つの穴しかないんです。なんでやろね?私みたいに毎日魚をおろしていて分かる不思議が天然真鯛(生息域による)の尾部分の中骨には瘤があって、実は速い潮の流れに逆らって泳いでるうちになんと!疲労骨折してるんですって。鰤なんかは顔が全く違いますね、天然は精悍な顔をしていて養殖は顔がデカくボテっとしてます。鮃は簡単、裏返して下さい、黒い大きなシミみたいなホクロみたいなものがあれば完全に養殖です。天然明石鯛と言ってレストランで養殖モノを出された人がいました、嘘が2つ 養殖だと言われた事と明石に養殖のイケスはありません(笑)チャンチャン。