瀬とり の日記
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名前だけではおまへん
2017.07.28
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先日仕事が終わってお家に帰ると何と日本橋 大江戸の鰻重(4000円也)がテーブルに
鎮座ましまし、私の大好物 奥様 おおきに おおきに、美味かった。(すき家の うな牛 買って帰らんで良かったわ)
さて話変わりまして、全国津々浦々の魚の産地、様々なブランド魚と呼ばれる極上のお子たち。
美味いには理由がある、著名な海洋博士や漁連で何十年も務める方達が面白い同じ例えをしていました。
魚が美味くなる条件、良質なエサが豊富で海流や潮の早い海域。
例えるなら美食家のアスリート。
なんて分かりやすい良い表現でしょう、豊後 紀淡 明石 来島 五島 鳴門 挙げればキリがありません。
そして登場(笑)したのが明石の老漁師。
なかでも明石の鯛は釣りあげて一晩生簀で静かに泳がせストレスを徹底的に抜いて、
カギ針で脳天を一発で仕留め鼻からワイヤーを通し神経を抜く。
こりゃコスト上がるはずや、全国のブランド魚も漁師さんや漁連の方達の涙ぐましい努力で成り立っているんですね、名前だけではおまへん、ありがたや〜。
まだまだ人間も店自体も小粒な私 瀬とり ですが、あまり東日本ではお目にかかれない
西日本の美味しいお子たちを少しでも皆様にお伝えできればと日々精進でございます。
さて本日ですが、適度な目方のモノが無く、うちクラスでは使いきれない大きな子達になってしまいました。
でも色々考えはあります、売れ残って泣きたくない!どうかひとつ この週末食べにきておくんなはれ。(願)
まずは播磨灘のアコウ(キジハタ) は何尾も泳いでいたのですが、肥えてええヤツは2キロ オーバー!いやいや大き過ぎ、しかしええモン使いたい!買ってもた。
おそらくこのクラスやと4〜5日は全く問題ないやろね。
そして前回大好評 速攻売り切れやったカンヌキ(大サヨリ)は備讃瀬戸から、香川の天然真鯛は一番美味いと言われる2キロサイズ。
久しぶりに香川のモンゴウイカ、観音寺のシャコは小さめ。
香川のサザエに宗谷の天然ホタテ貝柱。
天売島からは極上のムラサキウニ。
そして、、この子どないしよ、、青森津軽は小泊の16キロのヨコワ(いやヨコワと呼べるのか?本マグロやろし)を背側4分の1、極上の赤身をご堪能下さい。
絶対売り切れん、赤字覚悟!熟成させるか漬けにするか。
本日 魚はかなりいいです、いやらしい話 いつもの倍近く仕入れ値かかりました。
でも何故か幸せな感じ フ•シ•ギ
是非この週末は瀬とりにお越し下さいね、ホンマに待ってます。
追記
瀬とり以前からの私の知り合いで、現在も瀬とりのヘビーユーザーのお客様の御母堂様が永眠なされました。
謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈り致します。