瀬とり | 日記 | 昨日は

瀬戸内直送の鮮魚、西日本の銘酒。リーズナブルな和食屋 、落ち着いた雰囲気でお一人様でも。

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瀬とり の日記

昨日は

2017.08.06

昨日は二の丑でしたね、ニュースなどでウナギの完全養殖の話題がこの時期はチラホラ。
ここで1つお話を、養殖と言いましても卵から稚魚 そして成魚が産卵というサイクルを人工的に確立するのが完全養殖。
もう1つは海や川などで稚魚を捕獲して育てる蓄養の2種類があります。
意外に養殖と言われている魚はほとんどが蓄養、現時点完全養殖はナマズ•サケ•コイ•
タイ•フグなど。
では何故完全養殖を他の魚でもしないのか?ウナギを例にしますと一言で言えば生態がよくわかっていない。
サケなんかは海に下り川で産卵するので容易に研究しやすい、ウナギは逆で海で産卵して川に戻ってくるので、どんな場所や環境で産卵し稚魚や幼魚が何を捕食しているのかさえも分からない。
最近になってマリアナ海溝あたり?とか言ってますね。
よって今までのウナギも蓄養でした、そして絶滅危惧種に。
日本人が養殖のため稚魚を乱獲したのも大きな要因。
でもハマチなんかも稚魚を捕獲して蓄養なのにこの差は?
それは需要の問題、極端な話 明日からウナギやマグロが食べれなくなるのとハマチが食べれなくなる、どっちが日本人にとって問題か?
カンパチやハマチやシマアジとか稚魚を捕獲して蓄養していますが生態系を脅かすほど乱獲はしていない、需要と供給のバランス。
あと一番大事なことは養成業として採算がとれるか?ですね。
いくら完全養殖できても天然や蓄養の何倍も高ければ商売として成り立ちません。
なんでも現在の完全養殖技術による孵化して成長したシラスウナギは一尾 10000円くらいツクらしいですよ(笑)そりゃ商売ならんわな。
おそらくこれからもっと研究が進み手頃な値段の完全養殖ウナギや他の高級魚も食卓に並ぶ日も近いかも?そしてこれからもずっと瀬とりは天然物に拘るかも?(笑)ですね。
さて本日ですが、このところ買い付けが困難極まりない、魚種は少なく魚の単価は高騰、頭痛いっす。(腰はもう痛くない)
あっ!あとこの次の買い付けに関するブログ、必ず覗いて下さい。
西日本に台風がきています、もし瀬戸内直撃なら場合によっては臨時休業みたいな事も?!そういえば昨年は一度だけおましたなぁ。
ではいきます、夏の旬魚 香川のマゴチ この子何と2.5キロ!こんなワニみたいな子どうするん?そしてアホみたいな単価、泣きたい。
同じく香川のアマテガレイ、明石なみのお値段。(銭のことばかり言うてますが、セコイ奴ではおまへん)
香川の瀬付アジと大黒島のオオバは タタキかなめろうで。
玄界灘のケンサキイカに香川のマダコ。
本日のヨコワは松前の13キロものの背側4分の1。
貝類は散々、香川のニシ貝のみ。
野付の極上ムラサキウニ。
ね?瀬とりやのに半分瀬戸内やないやろ?困ったもんや。
焼き物は大きなマゴチのカマは左右で2人前、愛南のシマアジの塩焼き。
煮付けに対馬のノドグロ。
水商売、よく閑散期がニッパチと言いますが、確かに8月の声を聞くとガタっと落ちます。
皆様も何かとお忙しいでしょうが お時間ある時は是非お顔を見せて下さいね。
首長竜でお待ちしております。

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