瀬とり の日記
-
よろしいなぁ
2018.02.09
-
去年の事、よくお越しいただけるお客様からのリクエストで天然トラフグを食べたいと。
言わずもがな天然のトラフグは超高級魚、安くてもキロ1万円は下りません。
高くてもよいなら買うことは出来ますが、何とか少しでも安価でお出ししたい。
そこで私が取引している香川の地場で揚がったものなら何とか良いものを安く仕入れると香川の卸の出来る奴に相談。
半値とはいきませんが、流通価格よりかなり安く天然物が買えました。
先日同じお客様からの再三のアンコールで てっぴ てっさ てっちり 雑炊と特別注文でお出しして大変喜ばれました。
この注文、実は大きな問題があります。
それは いつ地場の天然物が出るか分からないので、もし私が出物を買えた時にご連絡した翌日かその翌日に4名を集めて必ず来店していただかなければならない事。
これってかなりハードル高いですよね?
それをキッチリお約束した上でお受けしております。
値段はいくら高くてもいいから買ってよと言われたら、、それは瀬とりでやる意味がなくフグの専門店で食べた方がいいですよね(専門店と同価格なら意味がないので)。
そんなこんなの難関を乗り越え 先日2回目の実施。
2Kg弱の極上天然物を流通価格の3分の2くらいで買い付ける事ができお電話すると、翌日にちゃんと4名で見えてくれました。
お互いの信頼があって出来ること、これホンマに よろしいなぁ。
瀬とりを貸し切ってご宴会したいと仰るお客様も結構いらっしゃいます、でも人数や料金やその他諸々の事で躊躇なさったり。
貸切とかは大歓迎、何でもご相談下さい精一杯ご希望に応えれるように致します。
さて本日のお子たちは、、
今年は西日本が大荒れで四国で雪が降ったり散々、そんな中で香川からは天然真鯛に
天然ヒラメの昆布〆、ハリイカ、瀬付ヒラアジはタタキか なめろう で。
備讃瀬戸のタイラギ、厚岸のマツブ、歯舞のバフンウニ。
淡路の名古屋フグ(ショウサイフグ)、長崎は松浦の8Kgのホンヨコを背側4分の1、
ホンヨコはお造りと漬け丼も。
紀淡海峡のサバは塩焼きか煮付けで。
天然真鯛のカブトも塩焼きか煮付けで。
得意の変化球や下魚(笑)シリーズはありませんが堪忍して下さい。
水商売はよくニッパチ(2月と8月)が暇だと言われます。
瀬とりも暇で泣きたくなる今日この頃、1月は雪やらの悪天候でエライ目におうたし。
是非この週末お顔出してね。(3連休の週末は毎度ヒマなんすわ)
プレミア酒の十四代の新酒が完売で代わって飛露喜が仲間入り。
田酒の特別純米もございます。
大好評のうすにごり酒、広島の神雷をお代わりしました。
非常にコスパのよい広島の雨後の月の辛口入荷、お燗でも冷たくてもいけますよ。
店の中には桜が咲いております、タラの芽の天ぷらで一杯、春はもうすぐそこです。
