瀬とり の日記
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見た目が悪い程?
2018.03.30
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旨い魚によくある特徴、、醜い(笑)
もちろんカッコよくて旨い魚も沢山ありますが。
代表格はオコゼとか?まぁ醜い、他にもワラスボやアンコウとかヤガラやマゴチ、カジカにエソ。
エソなんて壊疽みたいで名前も可哀想、オコゼの名の由来は鬼もその姿を醜くて笑う程と言う事からきているとか。
しかーし、何故か皆の衆旨いんですよね。
河岸で値があまりつかない理由に醜いというのはかなり影響します、あとは滑りや粘りが強いとか。
本日 瀬とり 初お目見えの魚、旬は秋から初夏までと長く非常に旨い魚です。
瀬戸内もんではございませんが その子の名は サメガレイ。
名のごとく皮が鮫肌でございます、そして滑る(笑)
主に北の海で獲れます、本日の子は釧路産。
面白い別名があって、ストリップガレイ 由来は皮が食べれない(旨くない?食感が悪い?)ので皮を剥ぐのですが、力任せに手で引っ張って剥ぎます。
その剥かれた丸裸の姿からストリップ(笑)、いやはやなんとも。
でもね、お造りはもちろん焼いても煮ても旨いんですよ。
そんな釧路産のサメガレイ、本日は半身はお造りで半身は幽庵焼きにしましょう、おそらくもう入荷しないくらいのレベルです。(まず河岸に出ないから)
そして内海産のご紹介イサギは徳島産、アコウ(キジハタ)は播磨灘から。
香川のハリイカ、備讃瀬戸のタイラギはそろそろ禁漁です。
観音寺の大きなトリ貝、前回仕入れたモブシはまだ骨つきで冷蔵庫で寝かしております、めっちゃ美味かったですよね?熟成が進み一段と旨くなっていると思います、もちろんお造りでご提供。
またまた珍しい、島根の大きな白バイ貝はお造りで。
小さな黒バイの炊いたやつが一般的ですが、そこは瀬とりの面倒くさい親父 造りでご提供。
ホタルイカは兵庫の浜坂から。
焼き物に前述のサメガレイの幽庵焼き(是非食べていただきたい)、アコウも大きいからカマ焼けるかな。
サメガレイは煮付けもしたかったのですが、そこまでパーツを分けられないので 煮付け要員には五島のブランド紅瞳 ノドグロ。
アコウのカマも煮付けられますね。
タケノコがヤバイくらい大好評、また本日炊きます 手間のかかる子ですわ。
タケノコの天ぷらは一度是非ご賞味ください、手をかけているので本当に旨いですよ。
今日の旬魚面白い、瀬とりらしいですね。
ズラっと並べてみて、サメガレイ アコウ モブシ イサギ ハリイカ ホタル トリ貝 タイラギ 白バイ ノドグロ こんなラインナップなかなかおまへんよ。
いかに私が面倒くさい親父かお分りになるでしょう(笑)。
いい季節です、外を歩くのも気持ちいいですね、夜桜を見ながらテクテク歩いて瀬とりにおこしやす。
お待ちしておりまーす。
