瀬とり | 日記 | 色々な決まり

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瀬とり の日記

色々な決まり

2018.07.20

和食での数字、基本的には七五三とよく言います。
基本的に奇数は縁起の良い(陽)、偶数は良くない(陰)ですが、盛り付ける時には例外もたまにあります。
まず1は人を切るとかとも言いますが、まず一切れ盛り付けたりはありえないですね(笑)。
2は袂を別つとかで二つに分けられるのでこれもNG、3は満つに通じるし七五三でもあり縁起の良い数字。
4はそのまま音が死につながるのでNG、5は七五三。
6はさほど気にしませんが割り切れますね、7はこれまた七五三。(三大何とか五行とか七福神とかね)
8は割り切れる数ですが古来より末広がりで縁起はよろし。
9はダメです、苦労や苦しみの9。
武士などは四と書くのも嫌い、二 二 と書くことも。
私は時と場合にもよると思います、というのは例えば瀬とりの場合2人前のお造りを頼まれた時には割り切れるように引きますし、突き出しなんかは3貫では多いので2貫にすることもよくあります。
お造りの盛り合わせなどは3種や5種や7種が一般的。
すごく専門的な事を言うと、お造りを平造りにした時は角皿に盛り、そぎ切りにした時は丸皿に盛るとか決まりがあるんですよ、これは造りの引き方が陽なら陰の皿に、引き方が陰なら陽の皿に(造りを引く時に片刄の刃の部分が当たる面で陽と陰に分けられます、因みに丸皿は陽で角皿は陰です、包丁は刃がある方が陽で刃が無い方が陰です)。
和食の盛り付けには絶対にNGの事もあって、天ぷらの敷紙を前後ろ逆に折ってしまうとか、尾頭つきの魚を右頭にするとか(実はこれどちらもお葬式の時の料理の出し方なんです)。
何種類のお造りなんかを一つのお皿に盛り込む時なんかは右紅左白と言って、左から順に白いものや味の淡いものから右へ色の赤いものや味の淡いものや脂のある魚を並べたりしますね。
紅白カマボコを盛る時でさえ本当は右紅左白なんですよ。
色々細かい事やややこしい事もようけありますが、知っている事が大事で臨機応変も良いと思います。
ただ臨機応変と優柔不断やええ加減は違いますし、頑固と意固地は違うのでお気をつけあそばせ。
ホンマにどうなってるんやろ?と言うくらい暑いですね、もう私の子供の頃みたいに親父が「夏に子供が家の中で何しとんねん!外遊びに行け!」なんて言えません。
外は危ないから家の中に居なさい、ですね。
あと何十年が経てば日本の夏は 太陽の出ている時間帯の外は閑散とするのでしょうか?極端かな?
では本日の夏のお子たちは、播磨灘の超高級魚アコウ、香川のハネ、香川のアマテガレイは昆布〆で。
小豆島のハモ、玄界灘のケンサキイカは極上モン。
釧路から航空便で届いたオオバイワシは前回もホンマに旨かったですね、タタキかなめろうで。
常呂の天然帆立貝柱、小豆島の大きな黒アワビ。
佐賀は有明海の生クラゲはポン酢で。
焼き物は宇和島のシマアジの塩焼き、ハネのカマ、アコウのカマ。
煮付けには播磨灘のタケノコメバルにアコウのカマ。
本日は土用の丑、突き出しに国産のウナギを少々お出しします。(ご承知の通りヒジョーにお高いので少しね)
7月20日はカイジさながらの人生を歩もうとしていた私をドン底の淵から救ってくれた方のお誕生日、おめでとうございます。
それでは皆様、瀬とりでお待ちしております。

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