瀬とり の日記
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いつもと違うやーつ
2018.12.14
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プロと呼ばれる方々の使う道具、それぞれ個々にこだわりがあって、微妙な違いだけで仕事や技に支障をきたすことも。
私達板前なら包丁は当然で、下駄や足袋なんかでも調子が狂う方も。
例えばギター弾きならピックの大きさ形はもちろん厚みや材質の違いでもたちまち下手っぴなんて事も。
よく「俺は一流やから道具は選ばん、何でもOK」なんて言う輩は私から言わせれば全然ダメダメです。
包丁は板前さん皆 自分で研ぐのは当然ですが、研ぎ方にもクセがありまして、偉そうに下の者に研がせてるような うつけ は一昨日来て下さいませ。
そんな感じなのでプロの方々は道具を大変大事にします、聞いた話 大工さんの道具箱を施主の奥様が知らずに跨いだ事に腹をたて仕事を放棄して帰ってしまった大工さんもいるとか?
道具は大切に愛着を持って長年使っていると身体の一部となり、良いお返事もしてくれます。
たまに足を貫くおイタをする子も、「こら!剣助!何さらしとんねん!」[剣助とは瀬とりのお客様が私の柳刃につけたニックネームです、剣助?剣介?どっち?]
本日12月14日は赤穂浪士討ち入りの日、もうすぐ今年も終わります、平成最期の年末年始、急に寒くなってきましたが体調には気をつけて。
では本日のお子は、久々の歯ガツオは高知から。
この時期旨い香川のチヌ、同じく香川の天然真鯛は昆布〆で。
鳴門のアオリイカ、愛媛の小又アジはタタキかなめろうで。
宇部から珍しく白ミル、歯舞のバフンウニ。
焼き物にゴマクエの西京焼き(これめちゃ旨そうっす)、歯ガツオのカマ。
煮付けはガシラ(カサゴ)。
次の日曜 月曜は第3で連休となります、この週末 瀬とりでお待ちしております。
