瀬とり の日記
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観光協会に代わって(笑)
2019.04.14
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瀬とりを開けて早4年、私が瀬戸内は明石出身という事で瀬戸内の旬魚を中心に扱っていることもあり、お客様の中には地方の港町.漁師町の明石までわざわざ足を運んでくださる方が何名も。
中にはもう3回も訪れてくれたツワモノも。
次のゴールデンウィークには又初めて訪れてくださる常連さんもいらっしゃいます、その方にはなんと私手書きの観光ガイドを(笑)。
とにかくお時間があれば神戸の須磨あたりから山陽電車に乗って明石まで各駅停車で行っていただきたい、何千年も前から数々の詩に詠まれた風光明媚な処です。
芦屋婦人に須磨マダムと言われるほど須磨は今や高級住宅地、晩年の私が余生を過ごしたい処の一つですが私の身の丈には合わないかな?
須磨の地形をご存知ですか?六甲.摩耶山系の麓が海岸線の際まで迫った地形で、今でもその麓から海岸線までは山陽電車とJRと国道2号線しかありません(元々はもっと狭かったみたい)、須磨浦公園からはリフトやケーブルカーで山頂まで行けば壮大なパノラマが広がります。
源平合戦の一ノ谷 鵯越で義経が駆け下りた伝説の場所ですね、そんな地形なので畿内か須磨を見たときに地形が角(スミ)に見えたのがスマの語源と言われます。
その一つ明石側の隣は塩屋(名の通り塩焼き小屋がありました)、その一つ隣は垂水(たるみ)で4つの滝からとめどなく水が垂れていたらのが由来。
その一つ明石側には舞子、潮風が舞い込むかそう呼ばれるみたいですが、近年ここが有名になったのは明石海峡大橋の神戸側の たもと だからですね。
展望台にはスケルトンの床がありスリル満点ですよ。(各地にある小舞子や新舞子はここを語源としているそう)
そして舞子を西に向かえば明石です、大化の改新の頃にはこの地名はあって、元々は鹿の流した血が真っ赤な石になり瀬戸内海にまだ沈んでいるという伝説からの地名らしいですね。(元々は赤石)
今ズラっーと言ってきた地名を山陽電車に乗って眺めるのがホンマ子供の頃から私は好きでしたなぁ。
わざわざあんな地方の港町.漁師町へ足を運んでくださる事に感謝いたします(近くには神戸や大阪、京都とあるのに)(笑)。
そんな街でも観光客や一見さん相手にしょーもないモン出す良からぬ店はありますので訪れてくださる時は是非私にアレコレ聞いてくださいね。
さて本日のお子の紹介といきましょう。
1キロ近い立派なアマテガレイ(マコ)が買えました、香川産。
備讃瀬戸のサヨリ、播磨灘のタケノコメバル。
香川の天然桜鯛、観音寺のシャコ。
備讃瀬戸のタイラギ、香川のマダコ。
根室のバフンウニ。
焼き物は香川のオキソ(黒メバル)、苫小牧のホッキ貝磯焼き。
煮付けに高知の釣り金目鯛。
今年のゴールデンウィークの10連休はホンマに人が動きそう、出掛けたいけどホテルや移動のチケットが取れないというお声があちこちから聞こえます。
全く予想のつかない今回の連休、どんな感じになるのかな?
それでは瀬とりでお待ちしております。
