瀬とり | 日記 | ワロテまうわ

瀬戸内直送の鮮魚、西日本の銘酒。リーズナブルな和食屋 、落ち着いた雰囲気でお一人様でも。

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瀬とり の日記

ワロテまうわ

2019.10.25

今ほど商品名に対しての明記が厳しくなかった頃は結構オモローな事がありました。
例えば回転寿司などで提供されていた黒カンパチ、ん?黒カンパチ?なんやそれ?
当時は皆さんカンパチだと思って「安い!旨い!」なんて食べていましたが、そもそも黒カンパチなる魚は存在いたしません。
あれは琉球スギという全く別物の子でした、味は?まぁ似てると言えば似てる?(笑)
ティラピア(イスズミ鯛)を真鯛で提供!?この子淡水魚でっせ!
ひどいものは人口イクラに人口イカ、ネギトロなんてマグロのクズ身に油脂を混ぜたりとか??
現在は商品偽装や産地偽装に厳しいのでありえませんが、一見ネギトロに見えて商品名が「タタキマグロ」とか「ネギマグロ」とかになっているものは 奴 でっせ。
一世を風靡したあの魚、近頃は全く見かけません。
その頃は「銀ムツ」という名ででていました。
えー、あのぅ?「銀ムツ」なんて「ムツ」はいないのですが?
そう彼は通称「メロ」、正式和名は「マジェランアイナメ」です。
この子めちゃくちゃ旨いんです、その昔マルハニチロの社員が海外でこの魚の旨さに感動して、なんとか日本で売りたいと道を切り開いたのですが、その時に「なんかええ名前はないやろか?」とつけたのが身質も似ていることから「銀ムツ」と。
冷たい海の深海にいる魚で、当時は見向きもされていないのでキロ単価はなんと300円!それでいて旨いので飛ぶように売れ、日本のとあるスーパーでは一種の魚の一日での売り上げ記録を持っているようです。
しかし最近は本当に見かけません??たまにスーパーなどであってもカマの部分やアラの部分だけ。
この子実は日本が注目した後に世界的にも注目され、今や超高級魚!
当時キロ単価300円だったメロ君、現在はキロ単価4000円!
中国を筆頭に他の国にも買い負けして、日本にはカマくらいしか入ってきていないとか。
中国の高級料理店ではメロ君を使った料理一皿が北京ダック一羽より高く、ワシントンの高級レストランではポワレが一皿5000円するとか。
私が二十代の頃勤めていた飲食店では安くて旨いのでランチにバンバン使っていたんですがね。
メルルーサ(ホキ)なんてタラの代用品やったのに本家よりも高くなって(笑)需要が増えたからやろけど、マ◯クのフィレ◯フィッ◯ュのせいかぁ?(笑)
代用品や養殖物もそれはそれで使い道もあるしええ事ですが、モノホンの天然旬魚が食べたくなったら「ウチ」へどうぞね(笑)。
さて本日は?
久々の愛媛は佐田岬の岬サバ、対岸に揚がれば?もう言わなくても分かりますよね?
播磨灘のオコゼは700gのスーパージャンボ。
香川の天然紅葉鯛。
瀬とりでは珍しい羅臼で獲れた天然ブリは12kgものを背側4分の1。
香川のモンゴウイカ、引田のマルアジ。
常呂の天然ホタテ貝柱、根室のホッキ貝。
焼き物は羅臼ブリ塩焼き宇和島のシマアジ、ホッキ貝の磯焼き、煮付けに真鯛のカブト。
週末です、お待ちしております。

ワロテまうわ

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