瀬とり の日記
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寒がつく
2019.12.22
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魚には旨い時期、季節があります。
中には周年味の落ちない種もあれば、旨い時期以外には「猫またぎ」なんて言われる極端なものもあります。
よく耳にする「寒」例えば 寒ビラメ 寒ブリ 寒サバなどはポピュラーで他にも寒サワラや寒ボラとか。
魚が旨くなる原因はいくつか理由があって、代表的ななものは「産卵前に栄養を蓄えるために荒食いする」「冬に海水温が下がって越冬するために脂を蓄える」「餌の小魚が湧く時期」「冷たい水が好きで活性が上がる」色々あります。
夏の代表格のスズキなどは暑い時期は超旨いですが、海水温が下がると全く餌を追いかけず海底でジッとして身は痩せ白く変色します。
真鯛などは産卵期の前のちょうど今頃と産卵後の秋頃が一番旨く、桜鯛をありがたがるのはどうか?と思います。
青背の回遊魚のブリやサバは寒い時期がよく、夏のイメージのイワシやコハダなども今の時期はよく肥えて脂がノリますね、真アジは夏が旨く丸アジは秋以降が旨い。
難しいのはこれに限らず瀬付きのものは周年旨いですね。
オコゼやマゴチは夏と言われますが実は周年旨く、面白いのはカワハギやフグで身だけを食べるなら夏の方が旨いんですよ。
ただ肝の無いカワハギや鍋がメインのフグを夏に食べないですよね。
瀬とりでも「寒」なんとかはこの時期よく登場します、本日もありますよ。
ではご紹介、前回より一回り小さめの南紀周参見の しょらさんガツオ。
備讃瀬戸の寒サワラ、香川の大きなチヌ(なんと2.5Kg)。
香川のカワハギ、香川の天然真鯛昆布〆。
小豆島の大きな天然黒アワビ、常呂の天然ホタテ貝柱。
香川の地場もののヒラアジ、香川のマダコ。
焼き物にサワラのカマ、松浦の寒サバ。
煮付けに松浦の寒サバ。
本格的に寒くなるのは来年元日以降との予報、日中はそうでもないですが陽が落ちると寒いですよね。
インフルエンザも流行っているよう、予防にはカテキン!緑茶を飲んでください。
ではお待ちしております。
