瀬とり の日記
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やれと言うなら
2019.12.24
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瀬とりはスタイルとしてはカウンター割烹の部類ですが、なんかその言い方は偉そうなんでリーズナブルな和食店と私はジャンル分けしています。
料亭や懐石料理店と違ってカウンター割烹はお好きなものをアラカルトで頼めるし味付けや量などもリクエストできます。
私もよく色んなリクエストをされます、この時期なら活蟹とか毎年言われますね。
実は一昨日のこと、、とあるお客様「今日のアワビは大きいの?」「450gくらいあるからデカイですよ」と私。
そのお客様「そのアワビを丸々ステーキで食べたい」。
「別にかまへんけどかなりエエ値段になるよ」と私。(内海の天然黒アワビやで、普通に仕入れ値がキロあたり1万円するのわかってんのかな?)
「大丈夫」の返事、「じゃあ明日の遅い時間帯にまた来て下さい」と私。
そしてあくる日(昨日)、彼はそのジャンボアワビステーキを一人で堪能。
(そのお客様は知る人ぞ知る 瀬とり 連続来店記録14日連チャンという前人未到の大記録を打ち立てた猛者(笑))
なぜ私が遅い時間と言ったか?さすがに早い時間帯に他のお客様がいるのに店をバター臭くさせたくなかったから(笑)。
リクエストされたら出来る事はやりますが、時間帯や一番のハードルはお好みのものが仕入れる事が出来るか?ですね。
蟹や天然トラフグなどは私が買い付け上手くいって「買えましたよ」と連絡差し上げ二日以内にご来店出来るお客様に限るなんていうかなり難しいお約束。(それでも去年は活蟹をトータル8杯くらいやりましたね)
逆に「この日行くからもし買えたら買っといて」みたいな方が気楽でいいですかね。
まぁ言うだけはタダなんで(笑)もしリクエストあったら気軽に言ってくださいませ、このブログをいつも見てくれて応援してくださっているセトラーには尽力しますです。
さてさて本日も特選素材、高級魚なので一つ一つの単価がかなりツイたので種類はそんなに多くありませんがエエ感じですよ。
まずは阿南の2Kg近いアカヤガラ、あんたデカすぎ(泣)
超高級カツオのヤイトガツオ(星ガツオ)は五島から。
この子もいいっすね、八幡浜から豊後水道の釣り太刀魚。
香川のハリイカにチヌ、備讃瀬戸の寒サワラ。
同じく備讃瀬戸のタイラギ。
焼き物と煮付けに珍しく石巻の脂ノリノリ金華サバ。
12月でもキチンと木曜日は定休日の瀬とりへご来店くださいませー。
