瀬とり の日記
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ホンマは難しい
2019.12.27
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以前経営していた私の店には従業員に外国人がいまして、私に対して彼らが口々に投げかける疑問。
日本語のややこしいヤーツ。
よく言ってたのが物などの単位、例えば車は一台 箸は一膳 椅子は一脚 ビールは一本 紙は一枚 本は一冊、日本人でもあまり使わない?のは 烏賊は一杯 兎は一羽 箪笥は一竿(ひとさお)、外国の方にはちんぷんかんぷんで「One でいいでしょ!」が口癖。
確かに英語ではOneで済みます。
もっとややこしいのが一人称。
私 俺 僕 自分 ワシ 我 手前 小生 愚生 おいら あっし あちき ウチ 当方 吾輩 余 朕 麿 妾 某[後半 よ ちん まろ わらわ それがし](笑)後半はかなりシャレがキツイですがまだまだあるんですよ。
これも外国の方からすると何とも不思議みたいですね。
おそらく世界で唯一無二の表現ではないでしょうか?
私自身がたまに気になる(と言うかそれはアカンやろ)のはお弁当やお惣菜などを買った時に店員の方が「お箸は一つでよろしいですか?」頼む!箸は一膳と言うてくれ。
因みになぜ兎は一羽で箪笥は一竿でイカは一杯なのか?
兎の耳を鳥の羽に見立てて一羽、箪笥を運ぶ時に二つあるフックのような金具に竿を通して両側から二人で担いだから、烏賊はワタを抜くと中が空洞でコップのようだから 実際乾燥させた烏賊の中にお酒を入れて呑む烏賊徳利がありますね。
細かいウンチクなんぞはええですが もう一度言う!「お箸は一つでよろしかったですか?」よろしい無いわ!(笑)日本語全部おかしいから。
さて本日は?
鹿児島の星ガツオ(ヤイトガツオ)、阿南のアカヤガラ。
香川のカワハギ(600g超、デカっ)と天然真鯛、南紀の大羽鰯、備讃瀬戸のサヨリ。
香川のハリイカ、備讃瀬戸のタイラギ、香川のニシ貝。
焼き物はヤイトガツオのハラス、真鯛のカブト。
煮付けに五島のノドグロ。
12月は一年で最もお金がらみの犯罪が多い月です、振り込め詐欺やアポ電強盗なども警察とイタチごっこ、あの手この手で新たな手を考えだします。
巧言令色鮮し仁、皆さま本当にお気をつけください。
瀬とりの今年の営業も残り4日、今年中にもう一度お顔を拝見させていただけたら大変嬉しゅうございます。
それではお待ちしております。
