瀬とり の日記
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世にも奇妙な、、
2020.02.14
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来年は母親の13回忌、もうそんなに経つんやなぁ?ひょんな事から奇妙な話を耳にし、母親の時もそうやったんかな?と思う。
それはこんな話、、釣り好きのA君は釣り仲間の友達から「場所は少し辺鄙だけど車で近くまで行けるし他の釣り人が少ないのに魚影の濃い穴場があるよ」と耳よりな情報を得ます。
そこは夜釣りがいいらしく早速次の休みの前日に彼女を連れて愛車でその釣り場に向かいました。
確かに分かりにくい場所であたりには釣りをする人影はありません、「もしここで本当に魚が釣れるならスゴい穴場だ」と思いながら釣り糸を垂らします。
ところが1時間、2時間経っても釣れるどころかアタリもありません。
元々あまり釣りに興味のない彼女はつまらなさそうに飽きている様子。
A君は彼女に気を使い「少し離れたところに自動販売機があったから温かい飲み物買ってくるよ」と言って彼女を残し自動販売機に向かいました。
温かい飲み物を買って彼女の待つ釣り場の近くまで来ると楽しそうな複数の声が聞こえてきました。
それは家族とおぼしき父親と母親と小さな男の子でした。
A君の彼女はその家族と楽しそうに話しています。
A君に気がついた彼女が言いました「ねぇ、この先に本当に釣れる穴場があるんだって!連れて行ってくれるそうだから行こうよ」A君は元々友人から聞いた場所が間違っていたのかな?と思いました、でもその家族何か分からないけど違和感があります。
何度も何度もその家族の父親が「さぁ行きましょう」と声をかけます。
その時A君は違和感の正体に気付きます、身につけているもの全てが逆さまなんです。
シャツもズボンも裏表逆、靴は左右逆、男の子の被っている防止も裏表逆さまです。
その瞬間A君ある事を思い出します、黄泉の国に行く人は全てを逆にして身に付ける。
A君は彼女の手を引っ張って車へ向かって走りだしました「逃げよう!」彼女は訳が分かりません、車に乗ってからも彼女は何度も「なんで?どうしたの?」と言っています。
A君は彼女に自分の気付いた事を説明します、黄泉の国の事も。
彼女は目を見開き「A君すごーい!よく気がついたね、すごーい」とはしゃぐように手をパチパチと拍手しました。
彼女が手を叩いている姿を見てA君は青ざめます、なんと彼女は両手の手の甲と手の甲で拍手していたのでした、逆さまに。
納棺師が亡くなった母親に着物(この場合は左右が逆)や足袋とかを逆に着させていたかなぁと。
全く和食屋のブログとは関係ないこの奇妙な話、どうでしたか?(笑)
では本日の冬の名残り春の走りの子たいは?
播磨灘の高級魚タケノコメバル、なんと1Kg!
淡路の寒サワラ、香川の天然真鯛。
八幡浜のヒラアジ、三本松のサヌキデンブク。
観音寺のトリ貝、紀淡海峡のハリイカ。
野付の天然帆立貝柱。
焼き物にサワラの幽庵焼きとカマ。
煮付けは天然真鯛のカブト、タケノコメバルのカマ。
次の日曜 月曜は第三で連休となります、この週末お待ちしております。
