瀬とり の日記
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その正体は
2020.07.17
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私たち和食の料理人は人一倍季節を感じるもので、夏なら やれ鱧だ鰻だ蛸だ、冬なら皮剥だ河豚だのように。
もちろん魚だけではなく野菜も然り。
ずっと霧の中を模索しているようなユルーい違和感が続いていて「なんやろ?」と思っていたところその正体が判明。
毎年毎年続けてきた四季の食材、今年は春が抜けていたのです。
筍をやり始めて「さぁこれから町田産 八王子産」という矢先に自粛休業。
タラの芽なんかも天然ものは全く使えませんでした。
貝類に至ってはもっとひどく、瀬戸内は漁の解禁日数もモノによっては短く、本ミル
赤貝 鳥貝などは今年はほとんど扱えませんでした。
自粛休業明けたら一足飛びに夏の走りとなっていたしね。
なんかひとつ季節を損した気分、妙な違和感はそれだったのです。
毎年この季節は飲食店における食のトラブルが増える高温多湿。
今年もきました、東京食品技術研究所からのラブレター、私の腸内細菌の検査。
ちゃんと毎年検査してますからねー、面倒なのはウ○チの採集(笑)。
洋式の水洗トイレはかなり難しい、不親切にシートも同梱されていない。
子供の頃みたいに三和土に新聞紙とはいかへんしね、何度かの失敗の後上手くいきます(笑)。
毎月やってくる瀬とりのプチ ゴールデンウィークですが、今月は少しいつもより大型。
次の日曜 月曜は第3で通常通り連休ですが、火曜 水曜と営業したら木曜日は定休日で翌 金曜 土曜は祝日により産直旬魚の買い付けができず臨時休業となります。
19日 20日、23日 24日 25日は休業です、休みが多いのでお間違えなく。
言うても今は来店される前に必ず電話確認をお願いしているので大丈夫だと思いますが。
では本日は?
三本松の大きなマナガツオはお造り、西京焼き、空揚げに。(活〆モン、えらい値やった)
淡路福良のハモは炙り 落とし 天ぷらで。
南紀串本のカツオ、牟礼のハネ。
厚岸のマツブ、茅部のムラサキウニ。
長崎のケンサキイカ、三本松のサバは〆て。
煮付けは播磨灘のアブラメ(アイナメ)。
お電話でお問い合わせの上ご来店くださいね、お待ちしております。
