瀬とり の日記
-
武士は食わねど、、、
2020.08.09
-
昨日は8月8日、関西出身の私がこの日付を聞くとあの伝説のロックフェス
「88ロックデイ」を思い出します。
大阪の万博記念公園で行われていた伝説のアマチュアの登竜門でいわゆるコンテストですね。
結構有名なお方もこのロックフェスからプロミュージシャンになっています。
話は変わって、、、日本の全都道府県で面積の一番狭い都道府県は?
地図を頭に思い浮かべ、パッと出てくるのは?「大阪府」ですか?
確かに何年か前までは「大阪府」でした。
現在は「香川県」ん?なぜ?
大阪府の裏技(笑)、埋立地が増え土地が広がったから。
「香川県」と言えば私が魚の買い付けで取り引きしている魚卸も香川は高松にあります。
日本のエーゲ海とも言われる「香川県」まぁええとこです。
日本で最も小さい県は日本で最も日照時間の長い県でもあります。
JR高松駅のすぐ北側に瀬戸内海が広がり、女木島や男木島が目前にせまります。
女木島と言えば瀬とりで冬に使うナマコもここらで獲れています。
海岸のすぐ近くに「高松城址」や「県庁」があり城下町ならではのええ感じの老舗料亭なども多数あります。
以前こんな事がありました、週に三度の魚の買い付けでいつものように高松の兄ちゃんに電話。
いつものように生簀に泳いでいる旬魚から決めていきます。
夏だったので泳がしの「アコウ」(キジハタ)を勧めてくる彼ですが(瀬戸内ではアコウは大変重宝される超高級魚)私にとって「アコウ」はかなり使いづらい。
何故かというと割と頭の大きい値の張る高級魚なので非常に歩留まりが悪いのです。
実は「アコウ」でそれなりの利益を出そうとすると提供する値をかなり戴かないと商売にならないほどです。
毎回夏には私に勧めてくるので?ある時疑問に思った私は彼に質問「ねぇ、例えばそっちでアコウとかはどんは人達が買ってるん?なかなか使いづらいけど?」彼の答えは→
「結構でますよー、料亭とか高級ホテルとか高級割烹とか」
おい!ウチをなんやと思てんねん!おかしい思てたわ、こんな使いづらい魚がバンバン売れるなんて。
と言いつつも自己満足でカッコつけしいの私は買ってしまうのです。
せやから皆さま、もし「瀬とり」のメニューに「アコウ」があった時は食べておくんなはれや、ほとんど横流しでっせ。《こんだけ書いて今日はおまへん》
(私個人的にはアマテガレイの方がお好みですが(笑))
では本日は?
関東では汐っ子、西日本では汐とかネイリとか呼ばれる天然間八の若魚、香川の志度で揚がったネイリはアッサリした味わい。
淡路は福良の鱧。
庵治のイシガレイ。
備讃瀬戸のサヨリ。
三本松の小又アジ。
福岡のケンサキイカ。
厚岸のマツブ、お高い(笑)青森のキタムラサキウニ。
焼き物は宇和島のシマアジを塩焼きに。
煮付けは対馬のサバとノドグロ。
来週よりカウンターにパーテーション(飛沫防止アクリル板)を設置いたします。
13日以降になりますが自動で手指にアルコールを散布できるマシン(マシン?(笑)正式名称忘れた)と非接触型体温計も入手いたします。
あとお酒を呑まれたら楽しくてついついお声が大きくなりがちですよね?よーく分かりますがこのご時世ですので気になさる方も多くいらっしゃいます、あまり大声でハジけないよーに、よろしくお願いします。
それではご来店お待ちしております、お電話忘れずにね。
※香川から連絡があり本日よりお盆明けまで全ての荷物が午前東京着を受け付けてくれないとのことで私の荷物も午後着となるようです。
仕込みが《オス》可能性が出てきましたので本日より15日(土)までは開店時間を18時とさせていただきます。
