瀬とり の日記
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タコ無し!
2021.07.03
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普段からよく使っている言葉やのに意味や語源や説明ができない、なんてよくある事。
かく言う私も勘違いしていたもの「シリアル」。
シリアルキラーやシリアルナンバーは「連続殺人鬼」と「通し番号」のこと。
ここでいうシリアルは連続したとか連結したという意味で、名詞型になればよく使う「シリーズ」。
ではコーンフレークなどを何故「シリアル」と呼ぶのか?
私、勝手に毎日連続して朝メシに食うから?みたいな独自のアホ説が頭の片隅にずっとありました。
これ全く違う意味で、食品のシリアルはラテン語の五穀豊穣の女神「セレス」を語源にして英語表記で「シリアル」となったようです。(五穀豊穣で穀物繋がりってことでんな)
聞くは一時(いっとき)の恥、聞かぬは一生の恥。
昨日は半夏生(はんげしょう・はんげしょうず)七十二候のひとつですが、関西地区では半夏生にタコを食べる習慣があります。
何故半夏生にタコを食べるのか?これは私知っていました。
昔からの言い伝えで半夏生には空から毒が降ると思われていて、それより前に田植えを終わらせないといけないという迷信があり(そもそも植えてから毒が降るんはええんか?ゆう話は置いといて)稲が大地にしっかりとタコの吸盤のように根を張り付けることを願い、その日にタコを食べる一種の祈願のようになったみたいです。
これ言うたら元も子もないんですが、四季・二十四節季・七十二候で色々な習慣や行事や祈願などの迷信めいた事が沢山ありますが、そもそも旧暦と新暦では1ヶ月以上の差があるので季節がズレて「ピン」とこない事もしばしば。
気付いてないセトラーさんもおられるかと思われますが、毎年「瀬とり」では半夏生に何らかの形でタコをお出ししていたんですよ。
今年は出来ひんかったなぁと思っていたら急に寂しくなりました。
梅雨らしい毎日となってきました、食中毒は真夏の暑い時期より今の多湿なこの時期に多いので、皆さま食品の管理にはお気をつけくださいね。
次回のブログは「都市伝説」「諺」について面白い?ネタをアップする予定です。
乞うご期待(笑)。
《追記》先日漫画を読んでいたら、瀬とりでも夏によく使う「マゴチ」のことを取り上げていました。
夏を代表する高級旬魚で「照りゴチ」と呼ばれる盛夏のモノはフグに匹敵すると言われています。
頭が非常に大きく歩留まり(ぶどまり)が悪いのでKg単価に比べ高級魚扱いになります。
そのマゴチの頬肉がかなりの美味らしく、寿司にして四貫ほどしかとれない(Kgオーバーのもので)くらいの希少部位。
確かにマゴチの頭は平べったく潰れていて「頬肉なんてどこ?」って感じ。
いつか大きなマゴチが買えたら頬肉をエグリ取って(笑)みますね。
