瀬とり | 日記 | 旨いやろけど?

瀬戸内直送の鮮魚、西日本の銘酒。リーズナブルな和食屋 、落ち着いた雰囲気でお一人様でも。

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瀬とり の日記

旨いやろけど?

2022.03.06

昨日の旬魚の買い付け時、面白い事(面白い言うたら怒られるか?)がありました。
私の取引先の香川の卸の兄ちゃん、彼のとこ(瀬とりを知っている方には分かると思いますが)かなりの一級品の魚を取り扱っているので、その取引先も高級ホテルや料亭や割烹旅館など結構なとこに卸してるんですわ。
このパンデミックのご時世、香川県も観光地です。
とにかく県外から人が来ないみたいで、ましてや香川県もずっと『まん延』でているので、当然彼の店もエライ影響受けています。
怖くて魚を揃えられないのが現実みたい。
昨日です、今日の魚を彼と「なんやかんや」と決めていた時、彼が冗談で「吉次の開きの一夜干し」言うたんですね、私が買わないの分かってて。
「なんやそれ?」と私が聞いたら彼「仕入れたんやけど全く売れず、店も暇で遊び半分で吉次の自家製一夜干し作ったんです、一般家庭に売れるかな?思って」と。
彼とは15年以上取引きしていますが、こんな事は初めて。
「よっしゃ!少し付き合うわ」と数枚買ってあげました。
彼「マジすか!」とビックリしていましたよ(笑)。
普段からええ魚回してもらっています、ここは持ちつ持たれつで。
ついでにもう一品お付き合い。
昨日までのホンヨコは長崎の釣り物で、10Kgほどのもの。
彼、本マグロ(30Kg足らずですが)を一本持っていたんですが、全く売れなくて困った様子。
普通大型魚は(瀬とりくらいのキャパだと)半身か4分1で買うのですが「おやっさん8分1でもいいですから、どうですか?」そこまで言われたら付き合いますよ。
背カミの一番ええとこ回してくれる言うし。
本日のは本マグロと呼んでいいでしょう、長崎の近海物「生本マグロ」。
米水津のマクエはまだまだあります。
今期初入荷は小豆島のタケノコメバル。
紀淡海峡のアオリイカ。
観音寺のニシガイ。
高松の地場物ヒラアジ。
煮付けは春告魚「オキソ」黒メバル。
焼き物は前述の釧路の吉次の開き一夜干し(笑)。
ただいま予約制となっております、ご来店の際はご予約のほど宜しくお願いいたします。

旨いやろけど?

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