瀬とり の日記
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影響大
2022.07.10
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このところの円安問題、ウクライナ情勢、空梅雨、異常な猛暑、収束しないコロナ禍、私が仕入れている旬魚にもかなり影響がでてきました。
とにかく仕入れ値が上がりましたね。
本日の買い付けなんかはバリバリ夏の旬魚ばかりなのに、最盛期を迎えても値が下がらないどころか、去年と比較すると驚くくらい値が張っています。
ハモやタコなんてこの時期は結構安く買えたんですがね?
愚痴っていても魚は揃えないと「瀬とり」にならないので「しゃーない」けどね。
オモロいんは香川の卸の兄ちゃん。
掟破りの彼の仕入れ値連発で、「おやっさん、これ おやっさんに売って僕の利益は200円しかないですわ、ハハハハ」「おやっさん!これは300円しか僕に入りませんわ!ハハハハ」(笑)『もう、ええて』『分かったから』『ありがとうね』『おまえは駄菓子屋か?』。
彼、非常に忙しそうにはしていますが薄利多売のようです。
年々日本近海の魚は減っているようです、資源保護に必死になっている昨今ですが、ちと遅すぎる感もありますね。
数年前の瀬とりの夏と言えば「奥地鯵」に「岬鯵」「星鰈」なんて登場していたもんですが、今は全く見かけませんね。
千葉のカツオの豊漁もホンマ一瞬でしたね。
今年は高知のカツオはダメダメで、私は和歌山一辺倒です。
それでも当たり外れがあるのがカツオの難しいところで、プロが目利きしても割るまで分からないのがカツオなんですよね。
では本日は?
宇和島の天然アワビ、久々ですね。
淡路福良のハモ。
香川志度のスズキ。
同じく志度のコロ鯛。
香川庵治の讃岐ダコ。
南紀串本の本ガツオ。
宇和島のシマアジ。
対馬のノドグロは煮付けますか。
小値賀島のイサギにスズキのカマは塩焼きに。
今週末16日から21日まで、上方・瀬戸内研修に行ってまいります。
明石の名店、二軒予約出来ました、良かった良かった。
勉強してきますね。
それまでにお顔出してくれたら恐悦至極でございます。
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