瀬とり | 日記 | 職業病

瀬戸内直送の鮮魚、西日本の銘酒。リーズナブルな和食屋 、落ち着いた雰囲気でお一人様でも。

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瀬とり の日記

職業病

2022.08.05

美容師や理容師、そして調理師に共通する職業病。
そう『手荒れ』。
美容師・理容師は薬品やシャンプー。
調理師は洗剤やお湯の使い過ぎ(手の脂がとれてしまいます)。
いずれにしても見習いの段階でよくする仕事ですね。
これらが原因で志半ばで辞める方も多数います。
私もこの仕事にゲソをつけた見習いの時、10代の若かりし頃。
手荒れには本当に悩まされました。
手の甲は指の折れ曲がる部分、関節に沿って真一文字に全て酷い赤切れ。
グーしたらピンとはじけて流血です。
手の平は、当時付き合っていた彼女が「伝線するから、その手でパンスト触らんといて!」と言うくらいガサガサ(何のこっちゃ(笑))。
その手で醤油や塩や酢を触るから、これはもう拷問。
漬け物を仕込むのが一番辛かった。
ある日の事、私が入って番手が1つ上がった前見習い(同じく追い回しですが一応先輩)の奴が私に言いました。
「鶏ガラを仕込む(洗う)と鶏の脂が手荒れにええらしいで、やらしたるわ」、要は自分の割り当ての仕込み「鶏ガラの掃除」をしたくないので私にやらせるための嘘。
純粋な私は「やります」。
自分に割り当てられた仕事だけでも大変やのに人の分まで。
もちろん手荒れに効くわけありません(泣)。
そんな私も今や全く手荒れしなくなりました、強く(慣れ)なるんですね。
私の修行した日本料理店は、基本は懐石のコースなのですが、冬季には鍋コースもあり、
ほとんどのお客様は「うどん すき」を選ぶのですが、他にも寄せ・魚すき・魚ちり・すき焼き・カニすき・カニちり・ハモすき等々と好きな鍋料理を選べます。
その中に「ちゃんこ鍋」もあって、ちゃんこの時は出汁のベースが鶏ガラになるんですね。
200人からの大型宴会ができる店でしたので、鶏ガラの量もハンパやなかったです。
あの野郎、今ワシに会わんように気をつけや!(笑)。
まぁ悪い意味での「体育会系」です、『若い時の苦労は買ってでもしろ』てか?ハハハ(笑)ちゃんちゃらおかしいですわ。
では本日の夏魚は?
香川庵治のイシガレイ。
香川志度のマナガツオ。
同じく庵治の天然真鯛は熟成ヴァージョン。
福岡のケンサキイカ。
淡路福良のハモ。
南紀串本の本ガツオ(久しぶり)。
師崎のタイラギ。
愛媛宇和島のシマアジ。
北海道のキタムラサキウニは極上。
マナガツオに立派な真子が入っていたので炊きますね。
焼き物はマナガツオ西京焼き。
それではお電話お待ちしております。
※ただいま予約制となっております。 ご来店の際はお電話でご予約の程よろしくお願いいたします。 お席がご用意出来る場合は当日予約も歓迎いたします。 当日予約は21:30までにお電話くださいませ。

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