瀬とり の日記
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暑さ寒さも、、、
2022.09.02
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9月でんな、暑さ寒さも彼岸まで、今月20日が彼岸入り。
今月からまたまた数多のものが値上げラッシュ。
この値上げ、断続的に来春までは続くとか。
確かにほとんどのものが高くなった、実際私が取り寄せている旬魚も単価上がっています。
そりゃそう、漁に出ても、卸がセリに行くのも、航空便も陸送も全て燃料あってのこと。
細かく言うと、ゴミ袋やナイロン袋、プラパックからラップなど、資材系は全て値上がり。
私、店をやっていて最も痛感するのが光熱費。
瀬とりは地下なので使用済水の汲み上げに動力を使います。
電気代が一般電灯と動力の二種類、それとガス代に水道代。
実際コロナ前と比べて3割減の売り上げ、お客さん来ないと水道代とガス代は若干下がりますが、電気代はほとんど変わりません。
空調と冷蔵庫は動かしっぱなしですから。
光熱費を合算して、ホンマいやらしい話(笑)以前は諭吉さん2.5くらいやったのが、今は諭吉さん4人でっせ。
こりゃたまらんラン、あーいやらし。
外を吹く風も秋の香り、夏料理もそろそろ終わります。
素麺に角煮は今持っている分だけ、「かえし」が終われば「ぶっかけうどん」も終了、ハモも終わりに近づいてきました。
海水温が下がってくれば魚種も変わってくるでしょう。
この時期「瀬とり」の天敵は台風、漁に出られなくて魚がない、魚が買えても交通事情で荷が届かない。
毎年 涙涙の「臨時休業」になりますね。
二百十日に二百二十日、一年で最も台風の多い時期です。
さて、煮えた海と台風にめげず買えた旬魚は?
北海道のキタムラサキウニ、極上のA並び。
卸値の高騰が止まらない瀬戸内の夏の高級魚「アマテガレイ」(マコガレイ)久々に買いましたが、もうビックリのキロ単価です。
ここまでニ品、瀬とりごとき?(笑)では使えないくらいの高級食材で、このニ品は真剣(マジ)で採算度外視にて提供いたします。
私がたまにこれ言うても「またまたぁ、そんなわけないでしょ?」と思てる方、正真正銘『横流し』でっせ。
ええモンや他であまり提供されてないモンを使える時、私にとって至福の時なのです(笑)『ほな言うな!』てか?それは言わない約束。
香川庵治のモンゴウイカ。
他には淡路福良のハモ。
愛媛宇和島のシマアジ。
小値賀島のイサギ。
師崎のタイラギ。
焼き物に香川三本松の赤カマス。
真鯛のカブト煮。
本日分の仕入れ合計値、今年の第一位に輝きました!
ではこの週末もお待ちしております。
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