瀬とり の日記
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またか?
2022.11.11
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福井のブランド蟹『極』が初セリで過去最高値の310万円ツキました、毎年ご祝儀相場になるとはいえ「カニ一匹でっせ」。
さて、瀬とりにも関わる重大な事案。
アラスカのズワイガニが消えました、漁期の事前調査でおよそ80億匹いるとされていたズワイガニが僅か10億匹しかおらん。
なんと70億匹のカニが消えてしまったことになります。
アラスカでは漁の解禁を待たずに禁漁となる異常事態。
瀬とりで使うカニは活けの松葉ガニ(ズワイガニ)ですので、輸入モノの冷凍品は関係ないかと思われますが、そうではありません。
輸入モノが入ってこないと当然市場に出回る絶対数が減ります。
需要と供給のバランスが崩れると値が上がるのは必至。
国産モノにもかなり影響がでてきます。
関係者の予想では、ズワイガニに関しては、去年の倍くらいの値がつくものもあるかも?
と言われているようです。
瀬とりは値が落ち着く年明けを待って活けのズワイガニをお出ししています。
すでに2組のセトラーからご予約いただいています。
なんとか去年なみの価格で提供したいですね、ウチで食べてもらうのに高かったら意味がない。
お正月のタコとナマコも、もう2組のセトラーからご予約いただいています。
お気軽にお声掛けくださいね、カレンダーの並びで今年は冷凍でのお渡しになりそうです。
タコは全く問題ないのですが、ナマコは冷凍した場合に若干食感が変わる事があるので、現在仕込んだナマコを少し冷凍しています(テスト テスト)。
私が実食して試してみますね。
確か食感に影響があるのは全くの生状態で冷凍した場合と記憶しているので、茶ぶりしてから酢に漬けたものはあまり変わらないと思うのですが。
とにかく私は普段から冷凍なるものを活用しないので試行錯誤、これもまた『ええ勉強』でんな。
もし私が試食してみて納得いかなければ「ナマコ」に関してはギリギリ年末近くに仕込んで『生』でお渡しも考えます。
さて本日、対馬の釣りモノ『マクエ』ゲット。
3Kgと小ぶりですが『マクエ』ですから。
瀬とりでは全く幻でも高級でもなくなったマクエ、今季早3度目の入荷。
お造り、鍋、カマは焼き物か煮付けに。
アラの部は数に限りあります、お早めに。
他には、高松のサヨリ。
香川津田のネイリ。
香川庵治のアオリイカ。
久々、高知の本ガツオ。
根室のホッキガイは育ってきたな。
昆布盛(昆布森と混同しやすいのでメニューには落石で記載)のA並びバフンウニ、めちゃ高い(泣)。
一つお願い、健康診断後にお医者さんから「魚卵好きらしいけど控えて」と言われたのでウニが売れなかったら困ります(笑)食べてねー。
ホンマに待ってるで。
明日から天皇皇后両陛下が『全国豊かな海づくり大会』に出席されるため、私の郷里の明石に訪問されます。
口を開けば魚の事と海の事しか話さんような田舎街ですが、明石の「海を豊かに」に対する真摯な取り組みにホンマに頭が下がります。
両陛下は明石の漁協関係者との懇談もあるようです(私の祖母方の血筋は現在も現役の漁師です)。
《お詫び》先日の水曜日、せっかくお電話いただいたのに「ネタ切れ」のためお断りせざるを得なかった数組のお客様、誠に申し訳ございませんでした。
これに懲りず、またご連絡くださいませ。
※ただいま予約制となっております。 ご来店の際はお電話でご予約の程よろしくお願いいたします。 お席がご用意出来る場合は当日予約も歓迎いたします。 当日予約は21:30までにお電話くださいませ。
