瀬とり | 日記 | 『お』は要らんのんちゃう？

私が昔、世捨て人（笑）のような生活をしていた頃、東京競馬場と私は『一心同体』？でした。
東京競馬場の西門から府中本町駅に向かう道、通称『オケラ街道』。
その名の通り、ギャンブルでお金をスッた方々（笑）が電車賃だけを残しテクテクとうつむきながら歩く道。
オケラ街道は全国のギャンブル場のどこにでもあります。
府中には『オケラ街道』という飲食店もあるんですよ。
『オケラ』、夏に地中から「ジッー」という声でなく虫。
見たことはなくてもその声は聞いた事があると思います。
都会でも公園とか舗装されていない場所にはほぼいるみたい。
正式名称は『ケラ』で『お』は「お菓子」とか「お茶」「お造り」「お神輿」「おうどん」と同じ『お』。
ケラに『お』は要らん気がするが、、、？
では何故、お金が無くなった状態を『オケラ』というのか？
オケラは前足で土を掘り地中で暮らします、その前足はモグラのような形状で（実際英語では単語のモグラが付いています）常に前に突き出しています。
その姿が『バンザイ』をしているように見えて、お金が無くなって『お手上げ』に通じたようですね。
ネガティブなイメージのオケラですが、実は「掘る」「飛ぶ」「泳ぐ」「鳴く」と超ハイスペックな虫なんですよ、ちなみにコオロギの近種です。
私、高校生の頃でした。
全くテストの問題が解らず、解答用紙に『ダルマ』と『グリコ』のイラストを描いただけで提出したことがあります。
もちろん先生に呼び出され「これなんやねん！？」と聞かれました。
私は答えました『手も足も出ず、お手上げです』。
先生『上手い！座布団一枚！』。
これ実話です。
では本日は？
取引先の香川の卸の兄ちゃんとこの目の前の浜《高松西浜》で漁師が釣り上げ、船上で締めた（首折れサバ）バリバリの鯖が買えました。
これは食ってほしい。
香川庵治のよく肥えたマゴチ。
高松のマゾイ。
南紀串本の初鰹。
富山湾のブリっブリっのホタルイカ。
根室のホッキ貝。
香川庵治のノレソレ。
次の日曜・月曜日は第三で連休でしょ？
今日、筍仕込むかどうかホンマに悩ましく、でもこの時期に筍料理が無いのは和食店としてどないやねん！てな事で『一か八か』で仕込みました。
ここんとこ閑古プテラノドン続きなんで『バチ』が出る香りがプンプンしますが。
徳島和田島の若布も仕込みました。
ここでお願い！セトラーの皆さん！もしお時間あれば筍と魚を食べに来てください！
これ丸々残ったら私ゃ立ち直れへんかも？（笑）
それではお電話お待ちしております。
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