瀬とり | 日記 | separate ways

瀬戸内直送の鮮魚、西日本の銘酒。リーズナブルな和食屋 、落ち着いた雰囲気でお一人様でも。

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瀬とり の日記

separate ways

2023.04.21

ここのところニュース等でも取り上げられているので、感の良いセトラーの中には『おや?ん?』と気付いている方もいらっしゃるかな?
昨今、話題になっている物流の『2024年』問題。
運送業・配送業への働き方改革。
その先駆けとして、今年『6月』から長距離輸送、長距離ドライバーへの改革。
私の『魚の買い付け』も引っかかってしまいました。
現在、瀬とりは『買い付け日』の午後イチに出した荷物が翌日の午前8:30には私の手元に届きます(よく延着もあるのは皆様もご承知の通りですが)。
その便が今回の規制で無くなります。
翌日に東京に届いていた荷物が翌々日にしか届かなくなります。
夜中にぶっ通しで高速を走るドライバーへの働き方改革ですが、これ『瀬とり』にとって重大問題なんです。
香川→東京便に限らず、日本のあらゆる長距離陸送がこれに該当します。
以前、航空会社はコロナの影響などで激減していた利用者の穴埋めに、運送費は高かったけど空輸便も受けてくれていたのですが(私もよく使っていました)、通常に戻ったこのご時世、それも廃止となっています。
ここ数日、このことばかりを考えていて『知恵熱』勃発、ホンマに頭が痛い。
『もう私のやり方は無理やな』『潔く店を閉めようか』とまで思っているのは事実。
『翌々日』に届くとして、買える魚はあります。
例えば大型の白身魚なんかは『泳がし』を神経抜いて送ってもらったら『中一日』なんてそれほど影響はありません。
貝類はこっちの市場で生簀で活きているのが買えるので問題はありませんが、以前のような『瀬とりの売り』ホンミルや巨大トリガイ・巨大サザエなんかは買えなくなります。
一度試してみないと分かりませんが活タコも難しいかも?
イカ類はこちらの市場で買えるでしょう。
ノレソレやシャコなんかは絶対無理ですね。
ただ最も残念なのは『あのカツオ』は買えなくなります。
私が四国から回してもらっていたカツオは『本ガツオ・迷いガツオ・星ガツオ』全てが『一番手』と呼ばれる日戻りの最高級品。
こちらの市場では豊洲に行かない限り手に入りません。
ただ、私的には『こっちの市場』で(良い悪いは別として)魚を買っていたら意味ないんですよね。
あの香川の卸の兄ちゃんから買ってこその『瀬とり』なんですよね。
まさかこんな大問題に直面するとは思ってもいませんでした。
『皆さま!』私はどうしたらええんやろ?
ホンマに瀬とり存続の危機です。
ハッキリ言うて全く儲かってない店ですが、この『瀬とり』のスタイルは長年私が考え・温めてきた最終系。
なによりも私はこのスタイルが好きやし、仕事していて楽しいし、セトラーに「これっ!どないや!」言うて『ええもん』出したいし。
70歳までは頑張ろうと思ってたのに、こんな危機に直面するとはね。
6月なんてすぐ来るやん、それまでにどないするか決めなアカン。
皆さま!色んな意見を聞かせてくださいね。
コロナ禍の影響で散々やったここ数年、この5月からは全ての日常が取り戻されるというのに『一難去ってまた一難』。
心は強いはずやのに、なんか折れそうな感じもする。
《そない言うてるのに今日も早速『延着』(泣)、本日は19:00オープンとさせてください(泣)》

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