瀬とり | 日記 | セリ ナズナ、、ちゃう!

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瀬とり の日記

セリ ナズナ、、ちゃう!

2023.05.16

漁師が海で魚を獲ってきます。
魚介類の場合、他と少し違うのは、まず地元の卸売業者に魚を卸します。
そこから東京などのビッグマーケットに集まってくるわけですね。
東京なら、豊洲市場の卸売業者が魚を受け取り『セリ』となり、一番高値をツケた者がセリ落とせるわけですね。
その『セリ』には誰でも参加出来るわけではありません『売買参加者』という資格を持った者だけがセリに参加出来ます。
いわゆるこれが『仲卸』で、セリ落とした品物を市場内の自分の店舗などに並べ、その品物をスーパーマーケットや魚屋や飲食店などが買うわけです。
豊洲のような大きな市場では、一般の方が仲卸から買う事は出来ません。
仲卸は『ある程度の量を継続的に買ってくれる業者に卸している』わけです。
一般の方は『その先』のスーパーや魚屋などで購入する事になります。
規模の小さな市場などは、そんな事言うてたら『このご時世』ポシャりますんで、一般の方『大歓迎』となっていますね。
私の出身地『明石』に『魚の棚』という地魚に特化した商店街があります。
メディアでもよく取り上げられていますし、セトラーの中には行った事のある方が多数いらっしゃいます。
この商店街、歴史は400年以上、造ったのは『宮本武蔵』です。
話がそれました、戻しましょう。
明石は少し妙(笑)で、他の漁港と同じように朝に普通に『セリ』があります、その後『昼網』というのがあって、そのお昼のセリには『売買参加者』でなくてもセリに出られるんですね。
要は『魚の棚』の魚屋や地元の魚屋とか料理屋なども、その昼網のセリで仲卸を通さず直に魚を買い付けているわけです。
だからタコが地面を這っていたり、魚がピチピチ飛び跳ねて陳列されているんですね、それも安い。
私が魚を買い付けている香川の兄ちゃん、彼もまた『売買参加者』の資格を持っています。
彼も毎日のように市場に出向き『セリ』に参加しています。
その甲斐もあり、私は瀬戸内の地魚を東京の市場で買うよりはるかに安く、また良いモノを手に入れることが出来ます。
さて、以前に何度かこのブログ上でもボヤいていた2024年問題の先行で試される、6月からの物流規制事案。
6月1日からホンマにやるようです。
香川の兄ちゃん曰く、翌日配達便は少しは残すようですが、物量が多くなったり、些細な理由でも延着必至とのこと。
翌日配達便を使うならダメ元で『一か八か』で使うしかないと言われました。
そんな不確かな便では、予約も宴会も受けられないし、どない考えても無理ですわ。
セトラー各位、皆様にはご不便をおかけすることとなりますが、6月1日から『瀬とり 大改革』となります。
店を閉めるか、この方法でいくかの『二者択一』なので、どうか一つご理解くだされ。
詳細は今月中にはこのブログ上でお伝えいたします。
更に『儲け』を無視した瀬とりの親父に乞うご期待。
ほな、本日の旬魚は?
鮪祭継続中(笑)
宮崎のブランド魚、天竺タチ。
背鰭が黄色い太刀魚です。
玄界灘のケンサキイカ。
香川仁尾のイシダイ。
熊本のマルアジ。
香川観音寺のニシガイ。
香川庵治のハネ。
他にも色々おまっせ。
木曜日は定休日です、お電話お待ちしております。
※当店は予約制となっております。 ご来店の際はお電話でご予約の程よろしくお願いいたします。 お席がご用意出来る場合は当日予約も歓迎いたします。 当日予約は21:30までにお電話くださいませ。

セリ ナズナ、、ちゃう!

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