瀬とり | 日記 | 夏の匂い

《日付間違えてるけど気にせんといて》
医食同源、人は食べないとお亡くなりになります。
そりゃ当然、同じ食うなら『旨いもの、好きなもの』となりそうですが、やはりバランスは大切。
身体に良いと言われるものでも食べ過ぎると時には毒になります。
また、罪悪感のある『糖質』や『脂質』も身体には不可欠な栄養素。
なかなか『タンパク質』を適量摂れない食生活になりつつある昨今。
そういう私も偉そうなこと言えたモンやおまへんけど。
現在は情報満載、医学の進歩、ええ薬もある。
昔は大変やったようで、皆さんも知る有名な『お人』も何とも残念な食にまつわる最期を迎えたみたい。
毘沙門天、有力戦国大名のひとり『越後の上杉謙信』。
海を持たない武田信玄に『敵に塩を送る』の語源にもなった、立派な『お強い』お方。
彼は普段から大酒飲みで、アテは塩辛い干物や梅干しなど。
高血圧症にまっしぐら、最期は『かわや』で大きいほうキバっていた時に頭の血管が切れてご臨終。
江戸幕府十四代将軍『徳川家茂』、彼は大の甘党。
成人の「オヤシラズまで入れて上下32本ある歯」のうち、彼は30本が虫歯だったそう。
虫歯が原因でご臨終。
甘いものばかり食べていてビタミンB1不足で脚気も患っていたみたいですが。
ここまできたら医食同源、響きます。
まぁ今の時代、間違ってもこんな事にはならないやろけど。
四季のある日本にいるんですから、旬のものを美味しくいただきましょう。
初物を食べると寿命が75日延びると言われます、これは旬の初物が持つ生命力にあやかろうと言う伝え。
先日、ヘッドホンをしていて周りの音が聞こえていない嫁を驚かしてしまいました。
彼女こう言った『寿命が３日縮んだ』、ほな旬のもの食べて75日もらいなはれ。
和食には旬が明確にあります、さぁ食べなはれ。
先日北海道で起きた観光バスと運送トラックの悲惨な事故（被害に遭われた方に、心よりお悔やみ申し上げます）。
物流の2024問題に「より」拍車をかけそうです。
慢性的なドライバー不足、路線バス・タクシー・観光バス・学校などのシャトルバス、特に長距離に至っては、より顕著なようです。
お偉い物流の専門家、ご教授のご見解。
《長距離輸送だと翌日に荷物が届かない》
もうなっとるわい！
《生鮮食品などの鮮度が落ち、値段も上がる》
値段はしゃーない、ワシゃ今まで通りの新鮮な魚をお出しするよう努力してまっせ。
《都市部と地方でやり取りが難しくなり、地方経済に影響が出る》
ご当地もんをご当地まで食いに行かなアカンなんて、昭和やあるまいし。
地産地消で商売ならんから『お取り寄せ』がこんだけ一般的になったんやろし。
ウチも今の体制で突き抜けるしかないんかな？とにかく『弱い月曜日』を何とかせんと、なんかええアイデアないかい？
根本的なドライバー問題《過酷労働・低賃金》これやから就業不足になる、ほなお給料上げるしかない。
そしたら運送料は上がる、最終的な消費者のウチらは「そこ」は理解せなアカン。
送料無料なんてウタっとる場合やない、実際送料無料なんてありません。
商品価格に組み込まれ、それでも他社と『差別化するため』『販売価格を下げるため』に、その歪みは下請けに（運送会社）悪影響を及ぼします。
『送料』そろそろ考え直さないとアカンかもね。
では本日のやつら、いきませう。
瀬戸内夏の高級魚、播磨灘のアコウ（キジハタ）はお造り・薄造り。
これまた夏の高級魚、香川牟礼のアブラメ（アイナメ）もお造り・薄造り。
淡路福良のハモ。
愛媛宇和島のシマアジ。
豊後水道の飛び魚はタタキか「なめろう」。
厚岸のマツブ。
北方四島のバフンウニ。
三重志摩の立派なヒラアジ、脂ありそうなんで本日はドーンと一尾丸々塩焼きで。
煮付けは香川庵治の泳がしのガシラ（カサゴ）とアコウのかま。
明日は半夏生。
瀬戸内では半夏生にタコを食べる風習があります。
過去七年に渡って瀬とりでも半夏生の時はタコをお出ししていましたが、三陸のタコしか手に入らない状況だったので今年は断念。
さすがに三陸産やと『今日は半夏生やから！とは、、ちと気が引ける』。
でも少しだけ三陸産、ありますよ（メニューには載っていません）。
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