瀬とり の日記
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なぜ狩り?
2024.11.14
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この季節、よく聞く『紅葉狩り』。
何故『狩り』と呼ぶのでしょう?なんも狩ってないのに?
そもそも狩りとは獣を捕獲すること。
紅葉は『見てるだけー』やのに。
大昔に遡り、時は平安時代。
その頃の貴族が紅葉を愛で、野山を散策する姿が『獣』を追いかけ野山を駆け巡る猟師を彷彿させたので『紅葉狩り』と呼ぶようになったとさ。
なんやら今年は各地で紅葉(こうよう)が素晴らしく美しいようで、軽井沢の紅葉の名称では人がワンサカ押し寄せ大渋滞が起き、地元住民の生活に支障が出ているみたいですな。
美しく素晴らしい日本文化ですが、そこに住んでいる方達には迷惑でしかないんやろな。
とか言うても商売しとる人たちは儲けどきやし、ホンマに難しい問題や。
原発なんかええ例で、、、例えば昔の炭鉱や金山・銀山。
エネルギー資源の移行で、かつて栄えたその街々はいまやゴーストタウンに。
破綻してしまった自治体さえあります。
原発も然り、表向きは『危ない』とか『事故』とか『廃棄物』とかを理由に反対の声が多いのですが、実は『地元民』の一部の本音は違うようで。
原発に携わる人々が撤退すると街自体が成り立たなくなるのが現状。
花をとるか実をとるか、難しいでんな。
今月の6日に松葉蟹が解禁となりました。
気になる今年の相場は?いまのところ結構ええ値段でんな。
私が毎年お出ししているのはほとんどがKgアップ。
松葉蟹は大きさでかなりキロ単価に開きがあります。
600〜700gとかはそれなりですが、キロを超えたら一気に上がります。
現在、活の松葉蟹Kgモノで20,000円〜30,000円(これはあくまでも卸値です)。
活ガニは時化などの影響をモロに受けるので日により相場が動きます。
例えば私がセトラーにお出ししている松葉蟹(活けモノ・タグ付き)を豊洲から都内便(もちろん私持ち(泣))で活きたまま持ってきてもらっています(豊洲までは航空便)。
それを毎年『あのお値段(笑)』でご提供しているので、ぶっちゃけ私の技術料は『どこ行ったん?』てな感じですが、ここはセトラーの喜ぶ顔が見たい!(ほなグジグジ言うなや)ねっ、親父結構やるやろ?
瀬とりでは来年からのスタートとなりますが、卸値も落ち着くことを期待して。
今年は年が明けて値が落ち着くと思てたらあの地震があったからね。
コロナ以前は燃料やその他経費が今ほどやなかったんで、瀬とりをやり始めた最初の頃はホンマにお安くお値打ち(それでも痩せても枯れても松葉蟹やけど)で松葉蟹を皆様にお出し出来てたんですがね。
ホンマ何でもかんでも高くなって、、、毎月の統括集計を計算する時に『仕入れ』も『光熱費』も『消耗品』も何から何まで数年前と全く違っていて、そりゃ利益出んわなと思いますわ。
まぁ私の場合は『利益・儲け』とかよりも(もちろん大事ですが)楽しい事が一番なんで、私が楽しくなるには皆様がご来店してくれることただ一択!どうか一つ『セトラーの皆様』忘れんでお顔出してね。
ホンマにお願いいたします。
わぉっ!トラブル発生!アカン!タラタラしとれん!
魚をチャーっとご紹介。
ホウボウはお造りと薄造り。
ヤリイカはお造りにイカ素麺。
タイラギ貝のお造り。
大羽イワシはタタキとなめろう。
ヒラアジはタタキとリューキュー。
秋サバは塩焼きか生姜煮。
以上!ヨロシク!
※当店は予約制となっております。 ご来店の際はお電話でご予約の程よろしくお願いいたします。 お席がご用意出来る場合は当日予約も歓迎いたします。 当日予約は21:30までにお電話くださいませ。