瀬とり | 日記 | 当たりー!


2023/09/30
当たりー!


ずいぶん秋めいてきました、明日からは10月。
今週の初めなんかは夜に半袖だと『ヒヤっ』とするくらい。
季節が変われば『旬のもん』も変わる。
一般的『牡蠣』は「Rのつく月」は食べられると言います。
ただ、これは真牡蠣で岩牡蠣は旬が異なります。
さて、牡蠣と言えばよく聞く『当たる』ですね。
一度くらったら二度と食べたくないくらい辛いようです。
新鮮でも「人にとって」有害な物質を含むことのある貝類、とくに二枚貝、その中でも1時間に20Lもの海水を取り込み吐き出す牡蠣なら尚更です。
極端な話、活きている牡蠣でも有毒物質を取り込んでいれば食中毒を起こします。
その代表が『ノロウィルス』。
海に流れた工場排水や生活排水などから牡蠣がノロウィルスを取り込み汚染されます、その牡蠣を生で食べた場合、引き起こされるのがノロウィルス中毒です。
ノロは熱に弱いので加熱すれば死滅します、生食や加熱不足の時に注意しなければなりません。
通常、養殖牡蠣は海から揚げた後、紫外線殺菌された海水のプールの中で餌などを与えず放置して体内の毒気を吐き出させてから出荷されます。
これが所謂『生食用牡蠣』です、それでも微量に残ったウィルスは、調理時や保管や輸送などを「杜撰」にするなどの条件下では、繁殖力の凄まじいノロ君は増えたりします。
食べる側、個々の耐性や体調とか食べた量にもよりますが、稀に『当たりー』となるわけです。
最も危険なのが、海に潜ったりして採ってきた牡蠣を生食する、もう『当たっておくんなはれ状態』です。(海で育ち、幼い頃からこうしてきた私は尋常ではない耐性があるみたいで全く平気ですが?(笑))
そしてこの度、研究を重ね誕生したのが『当たらない牡蠣』です。
人に有害な物質を含まない『海洋深層水』を汲み上げ、完全陸上養殖し、培養した植物性プランクトンを餌に与え『安心 安全』な牡蠣が開発されました。
まだ商品化はされていませんが、近々世に出回る事でしょう。
お値段は卸値で『ひとつ500円』とのことですが、実はこれめちゃくちゃ高いんですわ。
原価で一個500円なんて、名だたるブランド牡蠣の倍の原価です。
例えば店でこの牡蠣を提供して、原価率50%だとしたら、お客さん牡蠣一個に千円払う事になります。
真牡蠣ですよ、あのデカい岩牡蠣やないんです。
実際に食べた人の感想『貝類特有の磯臭さがなく、甘みがあって美味しい』。
ちょっと待ちなはれ!まず貝類を好きな方は『磯臭さ』ではなく『磯の香り』であり、磯の香りがしない貝を食べて「はたして?」なんですけどね。
磯の香りのないツブ貝やサザエやウニとかはどうですか?
カツオや鴨の風味は『血の香り』でございます、それを無くしたら?
まぁそれぞれ人の好みでしょうが『磨き23%』の大吟醸と『80%』のイカつい日本酒、さてどちらが日本酒らしいか?それは好みの問題?
『うわーっ、この日本酒「ワイン」みたいで美味しい!』ほなワイン呑んどけ(笑)と私は言いたいのか?愛想笑いをするのか?
ニュースにもなっていますが『青ネギ』(ネギ類全般?)がこの猛暑による温害でヤバい感じ、九条ネギに至っては市場から姿を消しました。
瀬とりの人気メニュー、九条ネギとナンタラのヌタはしばらくお休みでございます。
胡瓜で代用は可能ですけど。
ほな本日は?
一般的にハタ類は夏が旬と言われます(ホンマは周年旨いです)マハタに限っては秋から春までが旬となります。
本日、愛媛は宇和島で揚がったマハタ入荷、ホンマに旨い魚です。
香川庵治の天然紅葉鯛。
久しぶりに香川観音寺のニシガイ。
師崎の白ミル。
南知多の秋シャコ。
高松のネイリ。
三陸の浜茹でマダコ。
焼き物と煮付けには紅葉鯛のカブト、マハタのカマ、五島の秋サバ。
それではお電話お待ちしております。
※当店は予約制となっております。 ご来店の際はお電話でご予約の程よろしくお願いいたします。 お席がご用意出来る場合は当日予約も歓迎いたします。 当日予約は21:30までにお電話くださいませ。

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